インナーテラスの家
2階リビングでインナーテラスを配置した家です。階段の上にはアクセントになるビビッドな色の丸窓がついた壁があります。
防火地域の木造2階建て。周囲が囲われた敷地でどうやれば開放感のある家になるのか心配されていました。
建物の性能(耐震・断熱)を高くしながらもパッシブデザインで住みやすい家になる事をご説明しました。
また、構造体を無垢材の金物工法にする意味や子供部屋は狭くして共有の書斎を設けるほうが良いなどを説明したところ賛同していただけました。
周囲を囲われた中で風と光りを取り入れ、なおかつプライベートな空間にするために2階リビングで中庭風のインナーテラスを設けました。
これにより、カーテンも必要ない、光と風がはいるプライベートな「庭」に面するリビングになりました。
写真のような大きな丸窓とビビッドな色使いの壁を配置してアクセントをつけています。
引き渡しは12月でしたが、光が入って明るくまた暖かい家だと喜んで頂いています。
周囲4方が囲われているのに、プライベートな中庭に面する明るいリビングが気に入っていると言って頂いています。
光が差し込む明るいキッチンです。高い天井と剥き出しの梁が見える広々とした空間です。カウンター上のペンダントライトやキッチンの上のモザイクタイルでアクセントにしています。
リビング・ダイニングの反対側には共用の書斎があります。子ども部屋は小さくしてこもらないようにして、勉強はここでします。親もここで作業をします。ここには写ってませんがアップライトのピアノも入ります。
インナーテラスは昼は青空、夜は星が見える中庭になります。壁には猫型のブラケット照明を配置して夜もお子さんが楽しめるようにしています。
天井と梁に濃い木目を使って床の無垢材に合わせています。シーリングファンは冬季は上に溜まった暖気を下に落とし、夏季は暖気を上げて上の窓から出す役割をします。
テラスは室内の無垢材フローリングと同じレベルに貼ってるので、床が一体化して広々とした印象になります。季節の良い時はここにテーブルを出して食事しても気持ち良いです。
夜は猫の姿が光の中に浮かび上がります。
アクセントの壁は内外同じ色です。
反対側からみたアクセント壁です。時間や季節で微妙に色が変わってみえます。